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ヒマを持て余して死にそうな暇人向けの、暇人の戯言です。忙しい方は魂の休息を取る仕事にお戻りください。

いにしえ?の豆知識系 ダブルクラッチについて

いにしえ?の豆知識系

 ダブルクラッチについて

今となっては最早どうでもいい可能性が非常に高いが

いざって時に知っていると役立つ豆知識系のお話

 

忙しい人のためのショートカット

 

ギア入らなかったら

シフトレバーガチャガチャせずに

ニュートラルでクラッチ繋いでから

改めてクラッチ切ってシフトレバー操作しろ

もとい

エンジン掛けて最初にすべき事は

ニュートラルでクラッチを繋ぐ事である

 

以上、以下駄文

 

ダブルクラッチとは

MT(マニュアル・トランスミッション)車のうち

四輪に一番普及していた

クラッチ解放しながら

狙ったギア同士を噛ませる方式の変速機で

なるべく滑らかにギアを切り替える為のテク

 

と思われがちだが、実は違う。

 

ギアボックス内に存在している

シンクロメッシュ という部品を適切に使う事で

エンジン側のギアとタイヤ側のギアを

そもそも噛み合う、つまりギアを入れる為の

 

超☆彡基本操作である

 

一番使うべき場面は

エンジンを掛けた直後なのだよ

 

そもそもAT(オートマチック・トランスミッション)車では

運転者は一切考慮する必要が無い技術のため

教習所ですら、基本的に教えなくなってしまった

 

本来、教習で教えるべき

超☆彡基本操作である

大事な事なので二回言いました

 

ダブルクラッチを使うべきミッション(ギアセット)の方式は

カウンターシャフトが存在していて

シーケンシャルでは無い(パドルぽちぽちや、レバーやペダルを上下カチカチしない

Hゲート式のシフトのみで意識すべき事である

 

何故なら、他のミッション機構では、そもそも

ダブルクラッチを行う事が不可能、または

ダブルクラッチの効果をシフトチェンジに影響させる機構

シンクロメッシュが存在しないからだ

 

では、もしMT免許を持っていて

引っ越しシーズンとかでレンタルで8tだか4tだかの小型トラックを借りて

自前で引っ越ししようとレンタル屋でエンジンを掛け

いざ発車って時にギアが入らなかったら?

ダブルクラッチをすれば良い

 

ダブルクラッチとは、ただ単に

ニュートラルでクラッチを繋ぐ

これだけである

 

走り屋系の奴らが言うダブルクラッチ

ギアを変更する度に

クラッチ切って(踏んで)

ギアを抜いて

ニュートラルになった時に一旦クラッチを繋いで(放して)から切って(踏んで)

改めてギアを入れる事で

エンジンブレーキでギアの回転速度を減速してから高いギア比へ変更

または

アクセルオンでギアの回転速度を加速してから低いギア比へ変更

とする事で

自分が使いたいエンジン回転数と

車両の速度やタイヤの回転速度を意図して操作し

あえて回転速度と車両速度をズラしてドリフトしたり

エンジンブレーキをフルに使って後輪の摩擦で減速する事で

過剰な前荷重を意図的に回避したり

 

って使い方をひっくるめて

ダブルクラッチ

と呼んでいるが

 

実際には

クラッチ踏んで

ギア抜いて

ギア入れて

クラッチ放して

変速完了する所を

 

クラッチ踏んで

ギア抜いて

クラッチ放して

クラッチ踏んで

ギア入れて

変速完了、と

クラッチを二回踏んでるだけである

 

が、走り屋とかトラックドライバーとか以前に

昔は一部の教習員が教えていた

本来のダブルクラッチ

そこでは無い

 

エンジン切って

歯車の回転どころか

エンジンやオイルの温度も常温まで戻り切り

どんな角度で歯車が止まってるのか

そもそも、そのままシフトレバーをスッと入れたらギア噛み合うのか

一切不明な状況から

 

どうすれば最初にギアを噛み合わせる事が出来るか

 

という基本中の基本

説明書に書いてあるレベルの

ただの発進ルーティーンである

何なら

停車時にパーキングブレーキなんていう

ニュートラルのままタイヤロックをギアボックス内で行う

特殊なギアが存在していなかった時代まで遡ると

停車ルーティーンとして

エンジンオフして、キーをOFFの位置まで戻し

エンジンが止まり切る前にギアをリバースに入れてから

キーを抜きましょう

 

するとどうなるか

 

パーキングブレーキ

燃料ゼロ回転数ゼロ状態での

エンジンブレーキが実行していた

 

だけでは無く

 

リバースギアが入る角度

イコール

前進一速が噛み合う角度

(何しろ、速度ゼロからの発進用ギアとして

 基本ギアの大きさ一緒に設定されてるからな)

で、ギア同士が同期された状態で停車すべき

 

とされていた時代がある

 

それを踏まえた上で

 

キー刺しました

ブレーキ踏みました

クラッチ踏みました

ニュートラルである事を確認しました

エンジン掛けました

 

この時点で一速に噛み合う準備を

お前は前回降りた時にした保障はどこにある?

言うてみ?

 

無いだろ?

 

パーキングブレーキが発明されたから

そのお作法、もう存在しないだろ?

 

むしろそんなレトロカーでも後付けサイドブレーキくらい

サクっと付けれてしまうだろ?

最悪の場合、ペダル踏まずにブレーキ掛ければいいだけだから

ド素人でも後付け可能じゃね?って分かるレベルでいけそうだろ?

 

実際そうなってる

 

だから良心的な教習員は、一時期までは

「エンジンを掛けたら、まずニュートラルでクラッチペダルから足を離して

 しっかり踏み直してからギアを入れましょう」

って教えてたんよ

 

たったこれだけの動作で、一体何が起こるか?

 

回転ゼロ 対 回転ゼロ のギア同士で

突き指して

いつまでもギアが噛み合わない事故が

回転アイドリング 対 回転ゼロ のギア同士だと

シンクロメッシュが回転速度低い方のギアに合わせて

ギア自体にブレーキ掛けて

ぬるりと噛み合わせてくれる訳よ

 

何が言いたいかっつーとな

 

ダブルクラッチ

速度ゼロから使わないと

何の意味も無い

 

 

以下、とある原因で死んだ奴への鎮魂

 

ギアが入らないからとニュートラルでクラッチ繋いだまま

エンジン吹かしてガリガリとギア同士を擦り合わせる馬鹿がたまに居るが

そんなもんは

小さいキズをデカいキズで隠すために

そもそもキズを付けてはならない部品に

大量のキズを付けて

寿命を削っている害悪でしか無い

 

カッコイイとか音が気に入ってるとか

そんな程度でやろうとするな

 

公道で通常走行中に

ギアが突然噛み込んだ欠片でブチ割れて

周囲の車両を巻き込んで事故る可能性を

わざわざ発生させている

 

ただの自殺行為だ

 

ギア同士をガリガリ言わせたいクソガキ共は

お前名義の私有地内から今後一切出ないように

切実にお願い申し上げる

 

そんなしょーもない事で殺されたら

10:0程度の話ではなく

さらに慰謝料上乗せとかされても

文句言えんから

 

そんな自ら廃品に格下げしたギアで

公道に入るのを止めてくれ

マジで頼む