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ヒマを持て余して死にそうな暇人向けの、暇人の戯言です。忙しい方は魂の休息を取る仕事にお戻りください。

手巻きタバコ系 個人的に発見したコツの備忘録

基本知識なんかは、各自ググってね。
実践の知識だけ置いておく。
なお、写真とか図解とかは、気が向いたら後から追加する。
飽くまで「手巻き以外も色々手ぇ出して忘れそうだから自分宛」で書いてるので、
これ以上のクオリティ出せとか言われたら、カネ要求する。
個人的な質問程度なら、気付いたら返信するよ。

index
手巻き
 基礎
 片燃えあれこれ
 巻き方のコツ
 厚紙等チップフィルター
 固形円筒フィルター
ローラー巻き
 基礎
 巻き方のコツ
 厚紙等チップフィルター
 固形円筒フィルター
チュービング
 基礎
 巻き方のコツ
 自作チューブ
 既成チューブ


contents
手巻き
 基礎
葉っぱを節約出来るからといって、太さだけ見栄を張ってゆるく巻いたり、
大量に詰めて既成アメスピのようなギッチギチを目指したりしてはいけない。
葉の刻み幅や、添加剤や湿度による柔軟性を考慮し、
葉に合った密度、紙に合った内圧で巻くことが何より大切。

早まって買ってしまった手巻きの葉っぱが手元にあるけど上手く巻けない
とかでここに辿り着いたなら、
チュービング用のさや紙(フィルタ付きチューブ)でも買って、
割り箸のケツでチューブの中に、太さと同じ程度の高さ毎に圧入してみるといい。
圧入のコツは、外周ぐるっと。
普通のキングサイズで、直径は1cm未満、大体のものが8mm。
他はスリムで6mm、スーパースリムで4mmくらいだったと思う。
光で透かしながら、その倍くらいの高さ、つまり1~2cmくらいの高さずつふんわり入れて、
まず真ん中一発、奥まで入れる。
次に、内側からさや紙に、圧入に使った棒を当て、棒の先端とさや紙が接触している外側に、
指を当てる。
指先の感覚で紙が破れてない事を確認しながら、
外周を一周、さや紙を回しながら転圧する。
転圧の圧力は、割った割り箸の片方1本程度の重さ(3~7グラムくらいか?)を、
5cm自由落下させる程度でも十分だ。
これを、頬骨あたりをつついた時みたいに、
紙のふにゃっとした感触の1mm未満後くらいに、タバコ葉つついた感触する程度までは
キッチリ詰めること。
机にタバコをトントンやる奴居るだろ?同じ理屈で、既製品のタバコ葉を中に詰め直してる訳だ。
その程度の力でいい。
慣れるまでは、一層詰めるごとに中を覗いて、葉っぱとさや紙の間に隙間が無いかどうかだけ、回しながら光に透かして万華鏡のように確認するといい。
葉っぱ自体も真ん中を最初に押して、端から詰めてやれば、大抵イイカンジで入ってる。

なお、上記のように器具なしでも、細い棒さえあれば手でチュービングする事は可能。
さらに言うなら、層のように重ねるからこそ、
先端を「想像よりメンソール強すぎて一本目の半分も吸えずにギブしたタバコ」の葉っぱ、
フィルタ側を安物の葉っぱなんかにして重ねることで、
シャグミキサーで調合するより、お手軽に味を調整できる。
長さだけで管理すればいいからマジでラク

初心者は、ひとまず
いろんな銘柄の、フレーバー付きならとりあえず無難そうな味のやつから試して、
気に入った葉っぱを最低2~3銘柄見つけておくべし。
心配せんでもチュービングは、元々はタバコ製造業者用のテイスティング器具だ。
サッと詰めてサッと吸えるから、既製品のタバコしか吸った事が無い奴でも、そこまでイラつかんだろう。
安いスライド式のチュービングマシンで始めるといい。
コツも後述しておく予定だ。

とにかく、種類を色々試して
1パッケージ(15~30グラム)吸い続けても、
ハラを下さない銘柄を探し出せ。
話はそれからだ。


手巻き
 片燃えあれこれ

葉っぱのケチり過ぎは、火種とペーパー(さや紙)の接触面積が減るだけでなく、
接触圧力までもが減る。
焚き火や、似たような事をした者なら分かるだろうが、
燃焼という現象は、固形物に対して起こった場合、
燃焼中から常に固形体積が減り続け、
残渣(燃えカスや油等、固体と液体)と排気(気体)に分解され続ける。
ペーパーで作った筒の中で、たばこ葉に対して着火、燃焼が起こった場合も同様なのだが、
ペーパーは常に外気に触れ続け、冷やされ続けるのに対し、
たばこ葉は連続して燻されながら、最後には燃やされる、つまり常に加熱され続ける。
すると、ペーパーの内側で葉が委縮し、ペーパーと隙間が空く場合がある。
ゆる巻きを通り越してスカスカに巻いた状態だと、ペーパーだけが燃え残る。
これが、燃焼促進剤入りの巻紙(フリーバーニング)で起こる立ち消え。

または、燃焼促進剤が添加されているペーパーの場合。
ペーパーがまだ燃焼していないたばこ葉に触れていたからこそ、
酸素供給が不十分等の理由で残るはずだった部位の紙まで、
ペーパーだけが一気に燃えて、未着火のたばこ葉が露出してしまう。
これが、フリーバーニングで起こる片燃え。

作りたても、片燃えが起こりやすい。
水で糊付け、または糊無しペーパーで水分のみで接着する場合については特に、
紙が乾く前に着火すると、ペーパーの接合部が水分のせいで燃え残りやすい。
これが、巻き立ての手巻き特有の片燃え。
考えるのがめんどいなら、ローラーで量産して紙が乾くまで寝かしときゃ確実だ。

これを逆手に取ったのが、巻き立てで余ったペーパーを燃やす、裏巻き。
裏巻きだと、余程ベチャベチャでない限りは、糊も乾かす事が出来る。
裏巻きしたいなら、面取りしてある机のカドとかを使って、
糊が外向きになるようにクセ付け直してからやる事。
大抵湿気を吸って、糊が付いてる方が内側になるようにカールしちゃう。
裏巻きで失敗して空中分解する奴は、クセの付け直しをやってない上に、圧着が足りない。


手巻き
 巻き方のコツ


 大前提
指の油や手垢を、普通に手ぇ洗って流した上で、きっちり乾燥させる事。
右利き用で書いとく、左利きは読み替えてね。
糊の位置関係については、裏巻きしない前提(奥側の辺、内側に糊)で書いとく。

ペーパーを、糊と平行に半分に折る。
折り目は付けなくていい。
むしろ折り目があるなら、一旦指の腹や爪でこすって薄くしとく事。

右手の中指を底に、人差し指と薬指を側面にした即席の溝にペーパーを当て、
どのくらいの量の葉っぱを使うべきか、ザッと確認。
フィルター使うなら、フィルターもここで一旦乗せて、どこまでにしとくか見極める事。
左手側にフィルターが行くつもりで、ペーパーとフィルターを持つ。

フィルターとペーパーが重なっている場所で、
一旦ペーパーの前後を余らせ、右手でペーパーの左の前後カドを合わせてから絞り、
右手でペーパーを締め上げつつ左手親指でペーパーとフィルターを手前に回し、
ペーパー左手前のカドとフィルター、
フィルターの下敷きになっているペーパー部分が、
全てシワ無く密着する状態で、
左手親指を位置取りする。
こうして、右手から左手にバトンタッチしてやれば、
利き手じゃなくてもフィルターが巻いてる最中に軸ブレ起こして落下する事故も減る。
フィルターがズレても糊付け前なら何度でも同じように、
ペーパー自体にフィルターの位置を出させれば何とでもリカバリーできる。
ポイントは、左(吸い口側)の断面がビッチリ合ってるかどうか。
直角さえ出てりゃ、フィルターは真っ直ぐな方向にしか向けない。

左手は常にフィルターと、糊が付いていない側の手前端を固定。
フィルターが潰れない、かつペーパーがフィルターに密着するように、
太さの基準を常時保つつもりで、多少は前後に回す前提で持っておく。
フィルターは巻き始め時点では、1/3~1/2くらいペーパーの中に入っていればいい。
最初から全部ペーパーの中に入れてしまうと、
吸ってるうちにペーパーの中にフィルターが吸い込まれてしまう事がある。

計量用の指筒+親指のフタで、なんとなくの量を取る。
慣れると大体ここで、重さや必要な締め圧が分かるようになる。
締め圧に負けない程度に、気持ち多めに取るべし。
多い分には巻いた後に先端側へ、揉み出して千切ればいい。
少ないとマズい。

一番のポイントはここ。
フィルターから5mm程度スキマをあけるつもりで、紙の残りの部分に葉を載せる。
何故隙間を作るかっつーと、巻く際に最も起こる事故が、
フィルターのスッポ抜けだ。
フィルターの中央より少し内側あたりが一番締まるように、
あえて内圧ゼロの場所を作っておく訳だ。
この巻き方では、最後にフィルターを内側に押し込む事で、自然と固定出来る。

★ここから先、ずっとペーパーを左右にピンと張りながらやる事。

主に右手を左から右にスライドさせながら、
糊が付いていない側のペーパーを使って、葉を円筒形にまとめる。
上側や右端から葉が落ちないように、
ペーパーをスクレーパー(へら)代わりにして内側に巻き込む。

葉っぱの量をフィルターに聞く。
左手親指で固定してるから、ペーパーの左手前のカドは、
手前の断面が左から右に向かって水平っぽく見えるなら、大体まっすぐ同じ太さだ。
その状態で、内側の葉っぱが多過ぎないか、少なすぎないか、カンで見極めること。
何回か見直そうと、指でコロコロ前後に巻いたり開いたりしてれば、太さも揃う。
この時点でフィルターより、フィルター直近の葉っぱが太いなら、葉っぱ多過ぎ。
いざ吸おうと思ったらフィルターポロリが確実に起こる。

量の調整も、何となくの形も、このあたりで仕上がっているだろう。
左右にペーパーを引っ張りながら、親指でグリっと奥に転がし、
ペーパーが無い場所が残り1mmくらいかな、って状態で、
両手の人差し指を、親指よりも内側から、奥側のペーパーを手前に折る。

ここで、糊をペロっと左(フィルター側)から舐める。
どうしても舐めるのがイヤなら、ヨーグルトの容器みたいなものにちょっと水入れて、
綿棒でも立てておいて、その濡れた綿棒を咥えて左から濡らすとかすればいい。

左手の人差し指が、恐らくペーパーの左から1/4程度の所にあるだろう。
左手の人差し指あたりから中央まで、
人差し指でも唇でもケツアゴでもヒザでも咥えた綿棒の軸でも
何でもいいから使って接着する。
そのまま、先に左手の親指を紙の接合部から逃がしながら巻きつつ、
同時に右手の親指も抜き、右手人差し指でシワにならないように右へなぞりながら、接着。

盛大にシワが出来てしまうと、そこから空気吸ってしまって、
酸欠での立ち消えの原因になる。
もしシワになったら、爪でつまんでギョウザのようにヒダ作っちゃってもいいから、
意地でも閉じること。

★やべぇ糊濡らし忘れたって時は

左手を離さなければ、リカバリ可能。
糊が見えてるならここで濡らして、右手で丁寧に貼ってやれば、むっちゃゆるいコニカル巻き(フィルター側が細い円錐巻き)になる。
先端側から棒か指で転圧して葉っぱ追加してやれば、普通に吸える。
まっすぐに巻いた時より、燃え出しが早くて重い味付けになる。
点火時に毛先の火の粉が飛びやすくなるから、葉っぱ追加しないでねじって閉じるも良し。

最後の仕上げに、
糊が乾く前に
両手から2本ずつ、親指と人差し指を使って、
ペーパーの三か所を三本指でつまみ、フィルターのケツを押し込む。
これでフィルターの太さほぼビッタリに仕上がる。
糊が乾く前にやるべき理由は、フィルター手前に作った5mmの空間。
一番締まってるはずの場所を、フィルターでこじ開ける事で、密着させる事が出来る。

手巻き
 厚紙等チップフィルター

なお、チップフィルターで後からぶち込む場合は、余程太くなければ何とでもなる。
ゼンマイバネみたいに自力で広がってくれるから、チップフィルターの脱落なんざそうそう起こらない。
巻く時には、事前に入れても、後入れでも、どっちでも使える。

手巻き
 固形円筒フィルター

フィルター後入れは絶望的。
潰して入れたらフィルターの外を覆う紙筒に皺が付いて、
片燃えもとい片吸いの原因になるし、
径が合ってなければ、そもそも入らなかったり、スッポ抜けたりする。
前述したコツに従い、最初からフィルターをガイドに使う方法以外はオススメ出来ない。

余談だが、金属のキセルみたいな長いフィルターもある。
バカ高いが、何度でも使える。
が、毎回手巻き必須になるから、財布事情によっては作り置き自体が不可能になるだろう。
貰えるなら欲しいけどカネ出して買う気にならん。オススメも出来ない。
何しろ一本数万単位な上に、まめに掃除せにゃならん。
掃除に使うその綿だか布だかをフィルターにすりゃいいじゃんって思っちゃうもの。
手間の掛かる上に長期間使い続けなければ金ドブなネタって、
裏巻きの火の玉一発芸とどっちがモテるのよっていう。
でっていう。
でもキセルにするアタッチメントも開発中だし、そっちはイイかもしれない。
たまに紙巻きしたくなった時に巻けるのは利点になり得るだろう。
maquimaska、お前だお前。ずっと開発中で売りに出されてないhibariなら認める。

ローラー巻き
 基礎

可動するローラーは、常に手前に、
回す時も、常に手前に、

フィルターと葉っぱの間はゼロ。
ただし、フィルター側の葉っぱのうち5mm程度は、気持ち少ないかな~程度にしておく事。
手巻きと違って後から押し込めないから葉っぱを入れておく必要があるんだが、
隙間を空けると、そこだけ内圧不足が過剰になって、ねじれる。
最悪の場合、フィルターと葉っぱでヌンチャクみたいに根元がフニャフニャになる。

後からフィルター押し込んで仕上げたいなら、長いローラーを探して購入、
スペーサーにいくつかフィルター使って、ペーパーの外側になる空間を満たしてやる事。
常時スペーサー使いたいなら、虫ピン等でフィルター同士を、
軸じゃなく複数箇所、ピンが外に飛び出ない程度に角度を付けて、刺して接続するといい。
イメージは、石膏ボード用とかの壁にピンで止めるフックな。
デカいスペーサー作る前にホームセンターで図解でも見て、仕組み理解してから作れ。

葉っぱとフィルターをてっきとーにぶち込み、ローラーを閉じて、
どれだけ長くてもベルト1~2週くらい転がせば足りる。
ベルトの継ぎ目で見るといい。
やり過ぎるとフィルターが潰れる。
かといってフィルターが潰れないように、前後のローラーを同時に回すと、
今度は転圧不足で圧縮が足りず、内圧不足またはフィルターすっぽ抜けの原因となる。

ころころする前に、閉じた時点ではみ出してたり、
閉じる時に硬く感じたりしたら、
開いてつまみ出せ。

ころころ終わったら、
フィルター側の親指は離さずに
紙を
糊が手前に見え、糊の無い側を奥に、まっすぐ差し込んで少し転がす。
糊濡らすのにローラーまでは濡らさないけど、確実に紙はローラーに巻き込まれたな、
ってタイミングで濡らしたら、
中央に片手の親指、その隣のフィルター側にもう片手の親指を乗せ、
無理のない力加減で、ころころする。
ここも、長くてもベルト1~2週まで。
やり過ぎると、葉っぱ部分がねじれたり、最悪の場合フィルターと葉っぱが捻じ切れる。

ローラー巻き
 厚紙等チップフィルター

先入れする場合は、葉っぱの量を見る前に一度チップフィルターを指で丸め直して、
勝手に中で広がる様にしてからローラーを閉じること。

ローラー巻き
 固形円筒フィルター

固形の場合、先入れしか出来ない。
潰さない力加減を、とりあえずローラーに入るだけフィルター入れてころころして、
指先の力加減か、速度で覚えろ。
オレの個人的な数値としては、親指の第一関節から先が移動するのに、
大体1.5秒掛けてる。

チュービング
 基礎

ペーパーが先に巻かれてて、後から葉っぱ入れるなら、総じてチュービング。
お気に入りのペーパーで、葉っぱなしで巻いてからっぽのチューブ作ってもいいし、
既製品のチューブ使っても一向に構わん。
オススメは既製品で、チュービングマシンとチューブのブランドを合わせる事。

なお手巻きでも、フィルター2個を両端に使って空洞で巻いて、
糊の接着終わったら片方を抜き取るって方法なら、案外ラクに作れる。
この場合、接着時に左右にきっちりテンション掛けて、まっすぐな円筒を作るのがキモ。

葉っぱは、マシンにけっこうキッチリ詰め込む事。
ペーパーチューブよりも、チュービングマシンの内径はさらに1mmくらいは細い。
チューブの内側にぶち込んだ時に、中でふくらんで改めて内圧が決まる。
ケチると後が悲惨。

スライド式の簡易チュービングマシンだと、ほぼ確実に
ケツを押すピストンだけじゃなく、金属の舌で奥まで突っ込んでいる。
舌を抜く時に、
5cm抜き取ったら3cm入れる、みたいに三歩進んで二歩下がるイメージで、
金属の舌を抜いた分だけ余計に広がる空間を、
改めて金属の舌を差し込み、転圧しながら抜き取るといい。

チュービング
 自作チューブ

人によっては、ホームセンターでアルミパイプ買って、指定の長さで切ってもらって、
ローリングボックスとかで量産してるらしい。
個人的には、フィルター手前に2~3cm程度だけ葉っぱが残ってて、
焦げたり熱で収縮してないフィルターを、
一回だけ使い回したりしてる。

チュービング
 既成チューブ

ぶっちゃけ、ここまで面倒臭がる癖に、味にこだわる奴なんて居ないだろう。
だが、あえて言う。
RAWのチューブは、フィルターがクソだからやめとけ。
繊維の方向が揃い過ぎてて、余裕でタールのダマがフィルター貫通して口の中に入る上に、
唇の水分ガッツリ持って行かれて、
どこでタバコ咥えてたか他人が見ても分かるレベルで、
盛大に唇が荒れる。
いちいちシガレットホルダー使うなら別にいいが、
初心者入門以外でチュービングしたい奴が、シガレットホルダー使いたがるか疑問だ。
素直にセルロースフィルタの奴にしとくか、
両斬りの安いやつにチップフィルター後から入れたれ。
でなければ、RAWの紙使ってセルロースフィルタで、さや紙自作だな。