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ヒマを持て余して死にそうな暇人向けの、暇人の戯言です。忙しい方は魂の休息を取る仕事にお戻りください。

手巻きタバコ系 カネ無い奴用

index
フィルターにカネ掛けたくない奴
 その1
 その2
 その3
灰皿にグリグリ押し付けて揉み消したい奴
お手軽段ボール塗装ブース


contents
フィルターにカネ掛けたくない奴

チップフィルターで吸う覚悟は出来てるか?


その1
用意するもの
割り箸
カッターナイフ
木工ヤスリ(割り箸より細い丸、てけとーな平の2本)
ヤスリ掃除用の古ハブラシ(タールが絡んでも惜しくないモノ)
zippoオイルやアルコール洗浄液(ブラシやヤスリからヤニを洗い流すモノ)

木製の割り箸を割って、
お前の手のうち、気に入った指の先端から第二関節くらいまでの長さでへし折って、
トゲをカッターと平ヤスリで消して、
薪割りみたいに、カッターで割る。
割ったら内側をてけとーに空気が通るように削り、
合わせたら筒になるようにする。
合わせで気密を確保する為、割りでなければならない。
切削による合わせは厳禁。

これで、追加で削らないなら10回、
追加で削るなら2~30回は使い回せる
フィルタ代わりの吸い口として使える。
やってみりゃ分かるが、フィルタ買った方が安いと思うなら買った方がいい。
人によっては、削ってる時間が癒しになるかもしれないし、
削りカスを集めて新聞紙やらティッシュやらに包んで、
バーベキューの点火用とかに使えるかもな。


その2
安くて色が淡い、または無着色無漂白の付箋紙

二枚重ね、ノリがある方を内側かつ中心側に使うこと。
高いやつや、色鮮やかなやつだと、インクの臭いがキツい。
いろんな葉っぱをガッツリ巻いた上で、
ひとつのケースに入れて持ち歩きたい奴には、色分け出来て便利。
いっそ鉛筆やペンで目印を描き入れてもいいだろう。


その3
てけとーな厚紙

 カット済みペーパーが収納されてる箱
フタで1枚、底で1枚、計2枚はキレイに取れる。
 段ボールを3枚に下ろす
超大量に取れる、だが切る回数も長さも尋常じゃない。
 カロリーメイトの箱
むしろド直球でボール紙。三枚下ろしの必要性すら無い。

丸められる厚さである。
戻ろうとする反発力がある。
燃えるとヤバいビニールコーティング等が無い。
よく乾いている。
匂いや味が気にならない。
濡れてもそこまでヘタレない。
これらさえ満たせば、味はほぼ落ちない。


灰皿にグリグリ押し付けて揉み消したい奴
何かの缶、例えば紅茶の丸い缶なんか最高だな。
中蓋付いてるとなお良し。
百均にもそんな缶あるべ?
押し付けて揉み消す為のちょうどいい網を装備した灰皿が、近年ほぼ無くなった。
ちょうどいい穴の大きさは、約3mm。
ただし、ただの穴ではダメだ。
おろし金を逆さにしたような、裏側に向かって穴が滑らかに飛び出してるような、
そういう形を作らないといかん。
何故形状にこだわるかっつーと、
火種やシャグとフィルターを分離して、
次の燃焼が起こり得ない状態に素早く持って行く事で消火する必要があるからだ。

暖かいシャグで金属グリグリしても、
タバコの油分でオイルマッサージしてるだけで、特に火は消えん。

網にしたい範囲、吸い殻ぶち込む為に空けときたい穴を、てきとーにマジックで描く。
あとは、キリをハンマーで叩いて、
表から見てなんとなーく3mmくらいかなぁって穴を開けて行く。
キリは、なるべくケツまで金属が貫通してるやつを使うこと。
この灰皿に限っては、ドリルもポンチもアークも使ってはならない。
パンチ穴式のザルみたいに、切り取ってはいけない。
飽くまで上下逆のおろし金を作る為に、叩いて伸ばしつつ穴を開けねばならん。
作業時は音が響かないように、濡らしたボロ布なり雑巾なりを缶の中に詰めてやること。
勢い余って貫通した時なんかにも、緩衝材として作用するだろう。

とにかく、根気よく、一日十穴のつもりで、端から順に穴あけろ。
正三角形や六角形を詰めたかのように美しくやった方がいいっちゃいいんだが、
穴の大きさの方が重要だから、最初は間隔広めで。
徐々に使い心地試しながら残りの領域を作っていき、
最終的には二作目で完成させるつもりでやるべき。

なお、外蓋にやるのか、内蓋にやるのかは、好みの問題。
オレは内蓋に揉み消し網を作って、
緊急時には外蓋かぶせて放置窒息消化できるようにしといた。


お手軽段ボール塗装ブース

用意するもの
ガムテープ
 スーパーかホームセンターで買え。百均のはむしろ高い。
 いわゆる紙テープ(クラフトテープ、表裏同じ色)や
 布テープ(何故か接着剤がドドメ色で分厚いけど爪でまっすぐ割き切れるやつ)でおk。
 養生テープ(緑のアレ)はダメ。
 あれは剥がしたり、貼り付ける対象の形に合わせて切る前提だから、
 粘着面だけじゃなくテープ自体の強度が足りない。
 無数かつ縦横にミシン目が入ってるようなもんだ。
出来れば刃物
 いざとなりゃ千切ってテープで誤魔化すなり、
 いっそ刃物使わない簡略設計にすりゃいい。
近所のスーパーやホームセンター等、無料で段ボールを分けてくれる店
 大抵はコンビニのような「配送トラック一台が毎日二回回れば済む店」はダメ。
 メーカーや生産者から箱買いして、配送業者経由で運ばれてくる店。

ひとまず、もらえそうな段ボールをその場で仮組みして、持ち帰るものの大きさを決める。
潰した状態だと、案外大きく見えることがある。
両手を突っ込んだ上で、さらに視野を確保しなければならない。
段ボールの元々の使い方と違って、横倒しで使う前提で探すこと。
ちょい深めで、両手入れてパーの状態で手首回転させても、
指同士が喧嘩しないくらいがオススメ。
時間や運搬能力に余裕があるなら、同じ大きさのものを2~3個貰うといい。
失敗して往復するよりはマシ、一つ目は試しのつもりでいいだろう。

底も蓋も、4つのヒラヒラが付いてるだけの、一番構造が簡単なタイプを選ぶこと。
筒になってるはずの胴体部がバラされてるものでも構わないが、
余りにも細長いタイプや、生鮮野菜用の穴あいてる奴なんかは避けること。
他にも、底の中央で噛み合わせたり、
蓋と本体で分かれてたりするものは、元々の継ぎ目が多い。
継ぎ目に回収したかった葉っぱや、
シャグポーチに混入させたくない髪の毛やホコリが溜まりやすい。
もしくは、隙間からポロリして結局無くても同じになる。

もらって来たら、掃除して、底側を組む。
超絶簡略設計のタバコ用は、以上。
あとは好みで視野確保のために、カドに切れ目入れてもいいだろう。
一部の壁を外から奥、または内側に折り込んでどかしてもいい。
だが、カドからカドまで全部は切るなよ?バラバラになるぞ。

塗装用に考えてるなら、排気は「なんか内側に余る短い底蓋」を、
手前に折ってから内側に折り、そいつで隠せる範囲にファンを仕込むといい。
スプレーで直接換気ファンを塗っちゃう状態は避けれるだろう。
もう片側にちょうどいい物があるだろ?
半分くらい残して、内側から底蓋にガムテで端を固定してやれば、箱自体の強度は足りる。
ガムテで側面だった筒の内側に貼ってもいいが、
フィルター仕込むなら開閉可能にしといた方がラクだろう。

大切なのは、スプレーでブース内の大気に対して加圧され、
手前に塗料が跳ね返って来る「霧返し」が起こらない事だ。
スプレーやエアブラシの塗料は塗装対象とブースの壁で受け、
霧やガスはブースの「手前以外の穴」から迅速に抜く事だ。
ただし、穴が内側からすぐ見える場所では、塗装ブースとしては失格だ。

だが、手巻きタバコならどうか?
飛び散ったタバコを受け止め、ブース外に出さない程度に減圧しときゃいいだけだ。
だから、穴は見えてていい。
塗装に使いたくなったら、ペラッペラな換気扇用のフィルターでも何でもいいから、
穴の手前に通気性のある障壁を設置すりゃいい。

で、肝心の排気だが・・・
少なくとも日本なら、
どこのご家庭にも恐らく98%を超える確率で普及している掃除機のパイプ
これが固定出来ればいい。
あとはお好みでスイッチオンするなり、
別に塗装やらねぇしタバコ専用だから減圧なんざ必要ネェ!ってんなら
穴どころか加工すらいらん。
横倒しにして膝の上なり机の上なりに置いた、程良い大きさの段ボール。
内側にホコリが無いよう、作業前と作業後に掃除機でも掛けてやれば、
落とした葉っぱの回収も容易だろう。

な?接着剤やホットボンドなんざいらんだろ?
内側がキレイで使いやすい大きさである事を確認出来たら、
ただそれを譲ってもらうだけでいい。

あー、掃除機のパイプを着脱できるようにしたいってんなら、
掃除機のパイプにサラダ油塗って、調理用の耐熱ペーパー巻いて、穴にぶち込んで、
ホットボンドで一旦スキマを埋めるといい。
ホットボンドのコテ先は、
絶対に段ボールにも、掃除機にも、耐熱ペーパーにも直接当てない事。
上から垂らし、ほんのちょっと風当てて荒熱取って、
油塗った指なり割り箸なりで空気を追い出しながら詰めろ。
あとは室温まで冷えるように放置すりゃ、何度でも抜き差し出来る即席の穴が出来るだろう。

間違っても一番下や底には穴開けんなよ?
リューターみたいな高速で削るモノのパワーには絶対負けるし、
静電気で掃除機の内側各所に貼り付くだろうから、
塗装だろうと切削だろうと、使い回すにゃ掃除機そのものが
掃除機単体に戻すにゃ不向きなコンディションで戻って来る事だろう。

それ以前に、塗装用に使うなら、フィルター設置する余地が狭まる。
リューター用だとしても
「傾けて掃除機に吸わせりゃ万事解決だよねー」
なんてズボラな事言うなら、専用に掃除機もう一個買っとけ。
ヘタに金属やアタッチメントや素手や衣服に触れさせると、
(多分最悪なのは萌え袖で掃除機のパイプをシコる事)
静電気容量変わって吸着力落ちたり、運が悪けりゃ極性が変わって、
よし掃除すっかと床に向けた瞬間、
内側から樹脂の欠片がダバァなんて事態があり得る。

タバコの落下分を回収するにも、掃除機の中を通ったものなんて吸いたくネェだろ?
少なくとも、側面で5~10cm上げときたいとこだ。